老害という言葉を聞くとパッと思い浮かべるのは、頑固一徹なご老体が
- 昔はもっと○○だった
- 今までずっと○○な風にやってきたんだからこれが正しいんだ
- 最近の若者はこれだから駄目なんだ
みたいな感じの頭の固い偏屈な考え方をして、古い価値観を押し付ける人達みたいな印象だったのですが、最近はなんと30代,40代から既に老害化してしまっている人達がいるのです。
職場においては、以下のように若くして凝り固まった害をまき散らしています。
考え方が固い 組織の価値観に染まってしまった
組織が掲げる目標だったり、会社にとって都合のいい常識という名の暗黙の了解を間に受けて、それだけを信じて働いて生活してきたために、他の価値観を認めることができません。
確かに組織内ではそういった価値観を持って声高に叫んで主張していれば、上司から気に入られることはあっても注意を受けることはないでしょうが、経営者でもなんでもないただ雇われている側の人間がそんなことを主張しても、ただ会社にとって都合のいいだけの人間でしかないのです。
本人の価値観ではなく会社の価値観で生きているということに気づいていないのです。または完全に会社に自分の価値観を預けてしまって考えることをやめてしまったのです。
保身的で居場所を守るためならなんでもする
後輩には冷たく、上司にはヘコヘコ。
昔からこんな感じの人は一定層はいたと思いますが、最近はさらにエスカレートしていて、指導や教育と称してのパワハラ、モラハラを平気で行ってきます。
指導や教育という大義を掲げているため、他の人間がなんとも言いにくい環境を作り出しての非常に陰湿な方法です。
また会社での知識や技術を新人に教えることもせず、相手の評価・評判を下げて相対的に自分の地位を押し上げようとする人もいます。
そうやって意地でも自分の今いる場所をキープしようと、他人に害をまき散らしているのです。
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他人に自分ルールを押し付けてくる
自分の中にあるルールを他人に押し付けてくる人達です。
自分の考えを軽んじられるのが大嫌いです。自分が今までに経験してきたことこそが正しいものであり、それを実行しない相手を批判して、あいつは駄目だの使えないだのと評論家を気取るのです。
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自分のしてきた無意味なことを相手にも押し付けてしまうのは、今まで受けてきた辛い仕打ちに耐えた”自分”というものが無意味になってしまうから、意地でもそれを行ってきたことは有意義なんだと自分に言い聞かせているためです。
私の周りにもこのような感じで、会社の価値観を振りかざし自分がさも偉い人間であるかのように振る舞う若年性老害の人が見受けられます。
彼らは若くして老害となり、会社の中で害をまき散らしてその生涯を終えていきます。彼らはそれを誇らしくすら思っていることでしょう。
年齢に関係なく、誰しもが老害になる可能性を秘めているのです。知らず知らずのうちに老害になっていないかどうか自分を見つめなおしてみてください。
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